いつも読んで頂き有難うございます。
Eさんの片付け総集編をお届けしようと思っていましたが
今回は、父について書いてみたいと思います。
今年に入り入退院を繰り返していた父ですが、9月27日帰らぬ人となりました。
行年78才でした。
今の時代90歳超えてもまだまだ元気で過ごされてる方も数多くいらしゃるので
もう少し長生きできたのではと思わずにはいられません。
三姉妹の父として家を建て、私たちを育ててくれた
父の生涯は、幸せだったのか
家族でそんな話がよく繰り広げられます。
私の子供の頃の父は、自分の為に休日を使う人でした。
家族サービスとか、家族でお出かけとか
そういった家族と何かをする概念のない人でした。
私自身、そこに不満を持ったこともありませんでした。
プライドを持って印刷会社に勤務していた父ですが
父が得意としていた技術は時代の流れで不必要になり、時代についていけず
そこから父の仕事に対する意欲のようなものがなくなりました。
プライドを削がれ仕方なくしていた仕事。
家では、俺が主としていたかったのでしょう。
削がれたプライドを満たすように、
家族に対しては理不尽と思えるようなことをまかり通していました。
当時の私は、父に対して反発しかありませんでした。
今、振り返ればこの頃から父は孤独だったのかもしれません。
自室から、娘たちと母の談笑を聞いていた父。
孤独だったのか、一人を満喫していたのか
今となっては、知る由もありません。
そんな父の部屋は、掃除ができない程物で溢れていました。
断固として片付けを拒否し続けた父でしたが
昨年の10月に突然、虫の知らせなのか、片付けの了承を得ることできました。
三姉妹で親孝行のつもりで片付けます。
その時の写真がこちら
収納は使用不可の状態です。
掃除をしなきゃいけないと認識はあったらしく
この部屋に3台の掃除機がありました。
全部出して、お布団も干して
大部分の収納を処分します。
活用できていなかった押入れに父の洋服をしまいました。
Before
afterBefore
after
Beforeafter
同じ部屋とは思えない程にスペースが出来ました。
趣味の書道の作品も飾ることが出来ました。
この部屋を掃除した後の私は、咳と鼻水が止まらなくなりました。
敷き詰められたままのカーペットはダニと埃の温床です。
埃もすごかった。
この時父が寝ていたベッドがパイプベッドで寝心地も悪そうだったので
この後、電動ベッドを姉妹でプレゼントしました。
父は、とても喜んでくれました。
少しは、親孝行できたでしょうか
母には長生きしてもらい、親孝行をしていきたいです。